M様が来店された日、表情には隠しきれない焦りがありました。来週の大会予選を控え、今回から挑戦するコンテンポラリー部門。クラシックバレエとは求められる「柔軟性」がまったく違うのです。
「内側に膝が通れなかったんです、引っかかっちゃって」
そう話すM様の体を見せてもらうと、右肩が前に入り、膝の可動域にも制限がありました。毎日練習を重ねてきたはずなのに、なぜ体は応えてくれないのか。真面目に努力する人ほど、この壁にぶつかります。
実はこの「引っかかり」の正体は、練習量の不足ではありませんでした。バレエ特有の体の使い方によって生まれた「歪み」と「硬さ」。頑張れば頑張るほど、同じ動きの癖が積み重なり、可動域そのものが狭くなっていたのです。
これは根性や気合いでは解決できません。必要なのは、バレエダンサーの体の使い方を理解した上での丁寧なアプローチでした。
肩、首、腰、そして膝まわりを一つずつ確認しながら「ストレッチ」を進めていくと、M様の表情が変わっていきました。
「全然違う、めっちゃ足上がってる」
思わずこぼれた言葉。左右で驚くほど違う可動域に、本人が一番驚いていました。自分の頭を蹴ってしまいそうになるほど、足がスッと上がるようになったのです。
体が軽くなる感覚は、そのまま自信にもつながります。「柔軟性」は生まれ持ったものではなく、正しいケアによって引き出せるもの。M様にはそう伝えました。
大会までの限られた時間、体と向き合う場所があること。それだけで、挑戦する背中を押せると感じています。
宇都宮駅や東武宇都宮駅からお越しの学生さんも多くいらっしゃいます。体の硬さに悩む方は、お気軽にご相談くださいね。







